個人的に、西の魔女が死んだに似ている気がします。
主人公(あすか)は少しずつ積み重なりやがて心に大きな傷を負い、
それを祖父や祖母と一緒に自然と触れながら癒していくところが。
あすかが喋れるようになることを、
期待するでもなく、期待しないでもない、
おじいちゃんの姿勢がとても好きです。
何も焦ることはない。ゆっくりでいいんだよって。
これは、私の中に、とても、響きました。
誰もが間違いを犯している。
それさえも認めて、包み込むような、温かい作品でした。
いつか、「生まれてきてよかった」って、
心の底から、呟くように言えたら、
幸せな人生だと言えるのでしょうね。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2012年12月18日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2012年12月16日
みんなの感想をみる