小さいおうち (文春文庫 な 68-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (2012年12月4日発売)
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引き込まれた! 
昭和10年〜戦後が舞台。
戦争小説では決してなく、東京郊外に建った赤い屋根に白いポーチの洋館での物語。

山形から女中奉公のために上京してきたタキ。
美しい時子奥様へお仕えするタキの目線で起きた出来事を、回顧録として晩年綴る。

ノートを読むのは甥の次男:健史。「頭の良い女中」と評されたタキ。その評価に値する仕事ぶりを、十二分に発揮した、と言うことか⁈

物資が乏しくなるにつれ、創意工夫で乗り切る力、出会いと別れ。晩年の振り返った思い…。
誰しも1つくらい、人生の終盤で省みる事があるのだろうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年2月15日
読了日 : 2023年12月23日
本棚登録日 : 2024年2月15日

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