たましいの顕現であると筆者がみる猫について、物語においてどのような登場をし、どのような役割をしているか、およそ10の物語に登場する猫と、物語が紹介される。
ただ、猫が登場する物語の引用、要約、紹介が羅列され、申し訳程度に作者の分析が書かれているにとどまり、本を通して得られたり、読んでよかったと思えるところは皆無。
強いて言えば、取り上げられた本の原典に目を通してみようかと思った程度で、猫が書かれた本をなんでもいいから読んでみたいという人のガイドブックくらいの役割は果たす本かと思われる。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年3月6日
- 読了日 : 2016年3月6日
- 本棚登録日 : 2016年3月6日
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