『タルト・タタンの夢』を2年前に、『ヴァン・ショーをあなたに』を昨年読了しているが、本書はまだ読んでいない今年、これら3作品を原作とするドラマが放映され、それを観た。
ドラマ効果で本書は図書館でなかなか借りることができなくなってしまい、やっと借りられた。
本書だけが映像を先に観てからの読書となった為、知っている話ばかりとなったが、読みやすく、面白かった。
一点だけ、東野圭吾氏の『マスカレード・ナイト』のレビューにも書いたが、本書にも「いかがなさいましたか?」と聞くべきところで「いかがいたしましたか?」という間違った敬語が使われていたことが残念である。(初版本154ページ)
また、タルタルステーキの章で「一度厨房に戻って豚一頭分のロティをサーブする」という行動の表記がダブっている箇所も少し変な感じ。
片方の文の削除のし忘れかな?
(この姑と嫁の章と、最後のお金持ちのお嬢様とタチの悪いグループの章の話は、ドラマの方ではそれぞれ内容に追加があり、原作よりややマイルドになっていた)
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説・物語 (時代小説はこちら)
- 感想投稿日 : 2021年11月6日
- 読了日 : 2021年11月6日
- 本棚登録日 : 2021年11月6日
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