簡単な本ではありません。
と言っても難解な理論書では無く、丁寧に記述され、説明はたいへんわかり易いので少しづつでも読み進めれば決して読破できない本では無いです。
市場経済は自由放任によって自然に成立するのではなく、政府がそのインフラを整備・保護することにより機能して行くことを丁寧に説いています。
無邪気な市場万能論ではありません。
これは資本主義の永続革命論(トロツキーですね)では無いかと感じました。
通読は容易ではありませんが、一章ごとに要約が付されておりますので、少しづつでもぜひ。何気ない一文にも唸らされることを保証します。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
金融
- 感想投稿日 : 2012年2月24日
- 読了日 : 2012年2月24日
- 本棚登録日 : 2011年12月4日
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