北天に楽土あり: 最上義光伝 (文芸書)

著者 :
  • 徳間書店 (2015年10月9日発売)
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感想 : 15
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出羽57万石の大大名となった最上義光について書いた本です。
この本では、最上義光が家督を継ぐ前あたりから、最上義光が生涯を閉じ、そして最上家が改易されるところまでが描かれています。

山形という地は東北の真ん中にあるため、出羽を統一するというより、海を目指して領土を広げていきたかったようです。その先にあるのが荘内地方で、ようやく手に入れた荘内地方を上杉家にだまし討ちのような形で奪われたことが、後々の上杉家との戦いのモチベーションにもつながったようです。

万を超える上杉の大軍に、最上軍は各城で、500人や1000人の少人数で籠城し、撃退したりしていますので、最上家の兵の強さと優秀な武将に恵まれていたのかなと思いました。

↓ ブログも書いています。
http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/post-fd9a.html

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 戦国本
感想投稿日 : 2016年2月2日
読了日 : 2016年1月22日
本棚登録日 : 2016年2月2日

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