近代天皇論 ――「神聖」か、「象徴」か (集英社新書)

  • 集英社 (2017年1月17日発売)
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感想 : 9
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池上彰x佐藤優は「左翼」(※「真説 日本左翼史」参照)、片山杜秀x島薗進は「右翼」の歴史から、それぞれ民主主義の今後を憂いているのが面白い。アプローチは違えど、問題意識は同じなんだなと。
それだけ、民主主義が危うくなっているということだろう。

しかしこの本面白かった。本書を読んで「天皇のお言葉」を読み返すと、何だか泣きたくなってくる。民主主義の最後の防波堤が天皇だなんて、何ていう歴史的皮肉だろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書
感想投稿日 : 2022年1月11日
読了日 : 2022年1月11日
本棚登録日 : 2022年1月11日

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