DEATH NOTE (4) (ジャンプ・コミックス)

  • 集英社 (2004年11月4日発売)
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感想 : 164
5

 【恋心】
 4巻なので基本構造は割愛。
 偽キラ騒動メイン。

 「デス・ノート」を用いた犯罪の推理合戦。
 ルールがしっかりしているから成り立つ、頭脳と頭脳の探り合い。
 所有者であっても、ノートのルールを吸経て把握しているわけではないという部分までしっかりしているのが面白い。
 物語そのものを愉しむのは勿論。
 作中語られるデスノートのルールについていろいろ思いを巡らせるのも、楽しい。
 
 目の仕様は写真であってもよいが、どんなに写実的であっても「絵」では効果が無い。
 超写実主義の絵画とか、一見写真と見紛うが「目」を宿していれば見分けがつくという事か。
 ただ、この「絵」の定義が難しい。
 デジカメ写真は、いわばCGだ。
 誰も気にしないレベルだが、本人にとって頬のホクロがコンプレックスであり、写真加工ソフトでホクロを消したらCGか。
 これは顔の一部を隠した条件に当てはまるか。
 なら、全体的に大きく修正していたら?
 この修正の可否と、メイクを落としたら誰だかわからないレベルの化粧をしていたらの違いは?
 メイクは「絵」でないからどんなに濃くても平気なのか。
 歌舞伎のクマ取りや、ハードロック演奏者の顔は?
 仮面に当たるのだろうか、でも某悪魔のバンドの信者通しは、悪魔のメイク(信者が悪魔をまねる場合はメイクと呼んで問題ない)を施していても見分けがつくから、濃い化粧の範疇と言えるだろう。

 今後そんなシーンが出てくるとも思えないけれど・・・。
 そんなこんなを妄想しつつ読むのも楽しい。
 探り合うアナログゲームとかあれば面白そうだけど、検索した範囲では見つからない。
 コンピュータゲームは、たぶんそんな感じのゲームじゃない気もするし。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年10月15日
読了日 : 2020年10月15日
本棚登録日 : 2020年10月15日

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