嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)

著者 :
  • 角川学芸出版 (2004年6月25日発売)
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本棚登録 : 4442
感想 : 552
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自分の知らなかった世界。
この本を読んで良かったと思う。
自分の家族や友達、つまりは自分の生きてる視界には全くと言っていいほど実際かかわりがなかった世界を知れた。
きっと一生話すことのなかったろう人たちの話を聞けた。

東欧で生まれたらどんな人生になるのか。
社会主義、民主主義と政治的思想に翻弄されて生きるということ。
ナショナリズムが個人のアイデンティティにかかわるなんて当たり前のことだけど、
こんなに逃れられないものなのか。
米原さんの別のエッセイを読んだ時は、この人の作品あんまり好きじゃないなあ、と思ったんだけれど、この本には引き込まれた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年4月14日
読了日 : 2023年4月14日
本棚登録日 : 2021年1月16日

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