自分の知らなかった世界。
この本を読んで良かったと思う。
自分の家族や友達、つまりは自分の生きてる視界には全くと言っていいほど実際かかわりがなかった世界を知れた。
きっと一生話すことのなかったろう人たちの話を聞けた。
東欧で生まれたらどんな人生になるのか。
社会主義、民主主義と政治的思想に翻弄されて生きるということ。
ナショナリズムが個人のアイデンティティにかかわるなんて当たり前のことだけど、
こんなに逃れられないものなのか。
米原さんの別のエッセイを読んだ時は、この人の作品あんまり好きじゃないなあ、と思ったんだけれど、この本には引き込まれた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年4月14日
- 読了日 : 2023年4月14日
- 本棚登録日 : 2021年1月16日
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