老いの入舞い 麹町常楽庵月並の記

著者 :
  • 文藝春秋 (2014年6月12日発売)
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本棚登録 : 108
感想 : 14
3

うーん、なんかイマイチだった。
松井さんなので期待してたのだが・・・・。

いわゆる事件もの、なのだろうが、
捕りもののどきどき感があまりない。
謎ときをするのは新米同心である仁八朗と元奥女中の志乃になるんだが、
この2人の関係性がもうちょっと相棒?的な感じとか
なんとか、なんかこう、あればもっとおもしろかったように思う。
互いに思うところはあるんだが、
関係性としてなんら発展していかないところが、
ちょっと物足りない感じ。
事件にしても、解決のしようがスッキリしないものが多く、多分、後半の大立ち回りがクライマックスといえばそうなんだろうが、ネズミ一匹殺せばなんとでもなる、というようなその短絡的な様にうんざり。
キッタハッタの楽しさが感じられない。
あれ?なんか文句ばっかになっている???
いや、でも途中で嫌になるってほどではなく、それなりに読めた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2014年12月2015年1月2月3月4月読んだ本
感想投稿日 : 2015年5月10日
読了日 : 2015年5月10日
本棚登録日 : 2015年5月10日

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