面白かったです。
ある日、自分は地球人ではなく異星人である、という意識を持った家族のお話。
それぞれ星が違うので、考え方も違うのが興味深いです。
そして、家族とは別の場所で異星人という意識を持った3人との考えの違いが面白かったです。
「美しい星」を目指すも、重一郎は人類を救おうとし、3人は人類を滅ぼそうとする。3人が重一郎にキツい言葉を浴びせるシーンは辛かったです。
黒木が一雄ではなく3人を選んだことで、人類は滅亡に向かうのかなと少し思いました。
先に映画を観たのですが、原作の方が深みがあって、映画はエンターテイメントだったんだなと思いました。佐々木蔵之介さんの異様さがよかったけど。
ラストは、映画と違って、家族みんなが地球を離れるのですね。
三島由紀夫は、人に好意と絶望を抱いていたのかなと思ったりしました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2019年8月28日
- 読了日 : 2019年8月28日
- 本棚登録日 : 2017年2月11日
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