テレヴィジョン・シティ 下 (河出文庫 な 7-18 BUNGEI Collection)

著者 :
  • 河出書房新社 (1996年7月1日発売)
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本棚登録 : 959
感想 : 75
4

下巻も面白かったです。
彼らは本当に存在したのか…あやふやなまま終わるのが良いです。何度も読みたくなります。
シルル、ジロ、イーイーと消えていき、アナナスの精神は混乱して何もかもを知っている人格が表れたりします。
ビルディングは機能を止めて雪に閉ざされ、アナナスはイーイーの助けで碧い星へ向かう…でもその碧い星も紫外線が強く降り注ぎ屋外では生きられない世界です。
ラストまで読んで、全てアーチィの夢というか幻…?となったのですが、最後にアナナスの思考を持って歩いている少年の外見がイーイーで…!?となりました。
面白かったー!長野さんのSF、読みごたえありました。

因みに、暗号は解読していません。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2019年12月28日
読了日 : 2019年12月28日
本棚登録日 : 2019年3月23日

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