残された者は、それでも生きなければならない。
「ここにいたら、何て言うかな。」と半ば妄想しながら、ただ、失ったものの大きさもわからずにぼんやりと過ぎる毎日。
佐紀の痛みは佐紀にしかわからないけど、佐紀と同様に痛みを抱えた人たちもいて、皆、それぞれにどうにか折り合いをつけて生きている。
えらいことでもなくて、必死だったり、漫然とだったり。
でも、いつか、喪は明ける。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
. 大島真寿美
- 感想投稿日 : 2010年12月27日
- 読了日 : 2010年12月14日
- 本棚登録日 : 2010年12月14日
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