高校の時に辻仁成にどはまった。なんでだっけ?と思って、改めて手に取ったけど、今の私にはその理由は思い出せなかった。それはさておき。イマジナリーフレンドのヒカルを頼りになんとか生き続ける少年・透。転校生で故郷もなければ、幼馴染もいなくて、学校は監獄。世界はねずみ色でドン底。希望も光もなく、どうしようもない中で唯一の楽しみは電話の向こうの彼女の存在。半端に賢くて、半端にバカは生きるの辛いよな。僕だけの友達はちっとも救いにならない。赤川次郎のふたり、花のあすか組、風葬の教室が頭を過ぎる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
. 辻仁成
- 感想投稿日 : 2020年12月23日
- 読了日 : 2020年11月25日
- 本棚登録日 : 2020年11月25日
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