ピアニシモ (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (1992年5月20日発売)
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本棚登録 : 1624
感想 : 155
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高校の時に辻仁成にどはまった。なんでだっけ?と思って、改めて手に取ったけど、今の私にはその理由は思い出せなかった。それはさておき。イマジナリーフレンドのヒカルを頼りになんとか生き続ける少年・透。転校生で故郷もなければ、幼馴染もいなくて、学校は監獄。世界はねずみ色でドン底。希望も光もなく、どうしようもない中で唯一の楽しみは電話の向こうの彼女の存在。半端に賢くて、半端にバカは生きるの辛いよな。僕だけの友達はちっとも救いにならない。赤川次郎のふたり、花のあすか組、風葬の教室が頭を過ぎる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: . 辻仁成
感想投稿日 : 2020年12月23日
読了日 : 2020年11月25日
本棚登録日 : 2020年11月25日

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