人生というのは山あり谷あり。恋をして、魔が差し、病に倒れ。そうか。病める時も健やかな時も。というのはこういうことなのか。男性とは女性とは。こだわりが強すぎる俊彦。みすみのような姐さん女房にほどよく転がされているのが、彼の幸せなのかもしれないが。疑心暗鬼という鬼に取り憑かれ、どうなるかと思いきや。意外と綺麗にオチたようにも思える。「私は小さな頃から何者かになりたかった。自分は本当はすごいんだ、絶対にすごいんだと自らに言い聞かせてきた。」そういう人の快挙というのが釈然とはしないが、未来は明るい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
. 白石一文
- 感想投稿日 : 2017年1月11日
- 読了日 : 2016年7月8日
- 本棚登録日 : 2016年7月8日
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