君の波が聞こえる (新潮文庫 い 116-1)

著者 :
  • 新潮社 (2014年4月28日発売)
3.79
  • (18)
  • (26)
  • (24)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 228
感想 : 31
2

二人の少年の友情物語。勝手に誘い出して、入ってしまったら勝手には出られない四龍海白。理不尽極まりない城で。吃音に悩む健太郎も、父親とうまくいっていない貴希も頑なで、痛々しくて、狭い世界にあきらめてしまっていて、気持ちわからなくもないが、もっとじたばたすれよ!と、カツをいれたくなる。だから、関のちょっかいかける気持ちは大変よくわかるのだが、関も関でちょっとイタい大人だな。と。貴希と健太郎の選んだ結果を受けいれなくて、しばらく呆然としたのはここだけの話。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: . 乾ルカ
感想投稿日 : 2014年9月5日
読了日 : 2014年5月31日
本棚登録日 : 2014年5月31日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする