毒猿: 新宿鮫2 (光文社文庫 お 21-6)

著者 :
  • 光文社 (1998年8月1日発売)
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新宿に台湾から暗殺者が紛れ込んだ。鮫島は代打仕事で台湾からの観光客と名乗る郭と知り合う。郭は台湾の警部。それもかなりのエリート。かつての同僚であり、暗殺者になってしまった男を探しているという。日本と台湾、所属する国は違えど同じ警察官。鮫の旦那が郭さんに心開くのが意外だったが、うまがあったんだろうね。「あなたの背中、私、守ります」郭さんのこのセリフにぐっとくるものがあった。自分の行動を後悔し続ける葉とこれからを後悔しないために動く鮫島との対比の仕方に心動かされる。鮫島は覚めたように見えるが情に厚いんだよな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: . 大沢在昌
感想投稿日 : 2020年9月22日
読了日 : 2020年7月5日
本棚登録日 : 2020年7月5日

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