速読がもてはやされているが、読書法は、「目的」によって使い分けることが必要。
1.速読
早く読む、でなくて必要な情報を速く手に入れる
知りたいことが明確かつ一定の知識ベースがある場合にのみ有効
要点を効率的に掴み取るために、飛ばし読み
2.通読
最初から最後まで通して読むもの。レベル1では、一流経営者・ビジネスマンが書いた実践書・学者による入門書・小説など。
自分なりの仮説を持って、どんどん検証して新しい仮説を作り出していくことで視点を広げ、高めていくことができる
レベル2では、勉強に重点を置いた通読で、論理的思考力を身につけ、自分の考えをより深めていくことを目的とする。
傍線・メモ書き等論点を整理し、考えながら読む。
入門書を読み終えた後、本格的な理論書・原典・本質をとらえた本を読む。
3.熟読
他の本やネットなどの参照、熟慮しながら、丁寧に読む読書。
知りたいところをきっちり論理立てて読んでいく。30時間かけて熟読すれば、その分野の一定の専門家レベルに達する。
第一人者が書いた入門書と専門書を往復するのがよい。
論理的思考力のベースを作る頭が良くなる
4.重読(再読)
自己啓発的な自身の成長を促す本。
知識を得るのではなく、意識を高めるための読書で、繰り返し読んで自分を高める。
自分はあまり読書の使い分けをしたことがなく、速読も試したが身にならず、通読レベル1か2で読み続けていた。(+心に響く本は重読)
もうワンランク上の「熟読」へ引き上げると一皮むけそう。
- 感想投稿日 : 2011年7月19日
- 読了日 : 2011年7月19日
- 本棚登録日 : 2011年7月19日
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