美しい星 (新潮文庫)

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感想 : 260
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邪悪な魂を持ち、人類滅亡こそが救いだと唱える羽黒一派との対決は鬼気迫るものがあります。人類の罪を痛烈に非難しながらも、愛おしい存在であると訴えています。

重一郎の存在は日本の美徳を愛し、憂い、国民に決起を呼びかけ、遂には自害した三島自身を投影していると思います。
三島の魂も肉体の牢獄から解放され、火星に帰っていることを祈ります。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年11月17日
読了日 : 2022年11月17日
本棚登録日 : 2022年11月5日

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