昭和恐慌というモデルケースは、現在の「失われた20年」と呼ばれる時代を終わらせるために有用なケースだろう。
問題なのは、国民や政治家、マスコミの無知と日本銀行の消極的な金融緩和政策であるだろう。
昭和恐慌を終息させた中心人物である高橋是清の財政金融政策への考え方は、現在の世論の考えとは逆のことであり、その逆の政策を実行してきた政府・日銀にとって高橋の考え方は決して受け入れられないものなのかもしれないが、そのような保身的な姿勢が日本経済を長期間に渡り停滞させていることは否定できないことである。
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カテゴリ:
経済(役に立つ)
- 感想投稿日 : 2012年5月28日
- 読了日 : 2012年5月28日
- 本棚登録日 : 2012年5月14日
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