続・資本論 (まんがで読破)

  • イースト・プレス (2009年4月28日発売)
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前作よりは解説面で一歩踏み込んだ内容に。なんとなく感じてはいたけど、漫画じゃなかったら手に取らなかったと思う。

【概要】
資本主義社会とは、「資本」が利益を生み出すシステムのこと。利益=「剰余価値」、つまり労働力から生み出される付加価値のこと。(10万円で15万円分の価値を生み出したりね。)

資本家は剰余価値をより多く得ることを目的とする。

企業はより多くの剰余価値を生むため、技術革新を進めるが、ここに矛盾点が存在する。

剰余価値は機械からは生まれない。不変資本である機械は投資額以上の価値を生み出せない。可変資本である労働力からしか生み出せない。

それでも企業は競争に勝つために機械を増やす→労働者の負担が減る→人件費が減る→(資本家の利益は増す)→更なる技術革新に充てる→労働力の価値は更に減少→…

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2010年1月9日
読了日 : 2010年1月1日
本棚登録日 : 2010年1月1日

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