動物園の鳥 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社 (2006年10月11日発売)
3.89
  • (435)
  • (507)
  • (507)
  • (37)
  • (6)
本棚登録 : 3918
感想 : 425
5

読み終わってしまったのが悲しい。
エピローグを読んで悲しくなって、シークレットトラックがあるのを見つけて喜んで、それも読み終えてまた悲しくなってしまった。
もっともっとこのシリーズを読んでいたい。
まだまだ坂木さんと鳥井さんと、滝本さんと巣田さんと栄三郎さんと…、みんなの話を読んでいたい。

本当に悲しいけど、嬉しい気持ちもある。
鳥井さんが坂木さんを迎えに来てくれたことがとても嬉しい。
大好きな人に会いに行く幸せ、大好きな人が会いに来てくれる幸せ、その両方で心が満たされている。

大好きです。
この物語が。
大好きです。
家族が。友達が。先輩が。後輩が。
私に笑顔を向けてくれる人達が。
一緒に同じ時間を生きている人達が。
大好きです。
私を生かしてくれている全てが。

みんなに「ありがとう」と伝えたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 永久保存
感想投稿日 : 2013年2月5日
読了日 : 2013年2月5日
本棚登録日 : 2013年2月5日

みんなの感想をみる

コメント 2件

まろんさんのコメント
2013/02/06

takanatsuさ~ん!

大好きなのに、なぜかあんまり周りで読んでくれる人がいなかったこのシリーズを
本を愛するtakanatsuさんがこんなに好きになってくれて、本当にうれしいです!

この本の表紙のように、最後、鳥井くんが
ついに自分の意思で、鳥カゴを飛び出しましたね!
毎日通っていた鳥井くん宅を、血のにじむような決意で後にした坂木くんの覚悟が報われて
鳥井くんも、心の傷を乗り越えても会いに行きたい人がいることを
はっきり自覚して飛び立つことができて
ほっとしたり、うれしくなったりすると同時に
私もやっぱり、もう彼らの物語が読めないのかと思ってさみしくなりました。

人が人を気にかけ、思う気持ちって、やっぱり美しいと思わせてくれる素敵な本です(*'-')フフ♪

takanatsuさんのコメント
2013/02/06

まろんさん♪コメントありがとうございます!
そしてそして、このシリーズをオススメして頂き本当にありがとうございます!!
もうすっごく好きです!
動物園での事件を読んでいる時もいろんなことを考えていたんです。
主体性がないとかなかなか私には痛い指摘もあったり…。
でもラストまで読んだら「もう大好きだ!」しか浮かばなくなってしまっていました(笑)
「人が人を気にかけ、思う気持ちって、やっぱり美しいと思わせてくれる素敵な本です(*'-')フフ♪」
はい♪人を大切に思えることがたまらなく嬉しくなります。
幸せだ!って思いました。

ツイートする