クリスマスイブに実乃梨に振られた竜児は年末年始をインフルエンザで過ごし、憂鬱な気分のまま新学期を迎える。大河は竜児からの独立を宣言し、実乃梨は以前と同じように竜児に話しかけ、亜美はいつも以上に苛ついていて……。そんな不安定な状態の中一行は修学旅行で雪山に向かうこととなる。
実乃梨が竜児を振ってしまった事で本来なら不必要な混乱が生じている。こういった空気はそう簡単に元通りにはなりはしない。竜児が言っていたようにもう既に『全然何でもなかった』で済ませられる領域を超えてしまっている。これから彼らがどのように悩み、どのような選択をして行くのか非常に興味深い。作者の丁寧な描写をこれからも拝見したいものだ。
ただ、どれほどシリアスなシーンでも先生を『独身(30)』と表記し続ける竹宮先生はどんな拘りを持っているんだ(笑)
それほどまでに三十路の壁というのは大きいのか?
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ライトノベル
- 感想投稿日 : 2016年8月29日
- 読了日 : 2009年3月26日
- 本棚登録日 : 2014年11月14日
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