聯愁殺 (中公文庫 に 18-1)

著者 :
  • 中央公論新社 (2010年9月22日発売)
3.14
  • (27)
  • (79)
  • (162)
  • (51)
  • (18)
本棚登録 : 897
感想 : 145
3

昔はハズレなしだったんですが、“リドル・ロマンス”を
最後まで読みきれなくなってきたあたりから
チョイ微妙になってきた西澤作品☆
今回もチョイ微妙なできばえでした。。。

ひとつの謎に対し、いろいろなデスカッションを繰り返し真相を
突き止めていく。。。というお話。
主人公一人称形式の作品なんだけど、
なんか妙にさめた感じ...というか上から目線がいまひとつ好きに
なれないままでしたが、ひとつの事象をいろいろな視点から
解き明かしていくさまは読み応え十分でした。
そして一人の人間が狂気に支配されていく過程は久々に背中が
ゾクッときました。

ただ、結構、かくし玉的な“隠れた事実”って感じで
特定の個人のみが知ってる事実。。。っていうのが
次から次へとでてくるのが、どうしても興冷めしちゃってね。。。
なんで☆3つです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2012年9月10日
読了日 : 2012年9月10日
本棚登録日 : 2012年8月23日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする