この本を読んで、
ああ、なるほど、絵本とはコミュニケーションツールなのかと納得した。
圧倒的に語彙力が不足している幼い子どもが、
自分の気持ちを代弁している本を意識的に、
もしくは、無意識的に選んで、それを相手に読んでもらう。
「自分はこう思っているんだよ」と、彼らなりの方法で伝えているんだな。
絵本が相手と相手をつなぐ役割を果たしているんだ。
そしてこれは大人でもそうだ。
誰でも、自分の気持ちを100%言葉に表現することなどできない。
誰かに言葉にならない気持ちを代弁してもらいたいとき、
そんなときのために、映画や音楽や本は存在するのではないか。
なんてことを思った。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2012年4月10日
- 読了日 : 2012年4月9日
- 本棚登録日 : 2011年2月13日
みんなの感想をみる