ロッキーやんな(笑)コミュ障やらせたら安藤サクラの右にでるもんおらへんなと思わせるぐらいのよさ。かわいいとさえ思えてくる(笑)レイジングブルのデニーロを彷彿とさせる安藤の役者魂は素晴らしいには違いないが、前半のリアリティあってのものでそこが素晴らしい。ロッキーみたいな予定調和はなく、やはり現実の厳しさに打ち負けるのだが、結果が全てではないということを、実にわかりやすく描いて見せていて清々しい。だが、、、やはりこう変わることを賛美している点は、ある意味でサブ勝組でもある。本当に諦念、絶望した人間はこう安藤のようにもなれない。それに目をつぶることでしか、この映画から勇気をもらうことはできんやろうなとは思う。絞っていく役者魂はすごくはあるが、それがやはり作り物めいた感を感じさせてしまう。ある意味で熟練の芸を楽しむ感じに近い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画(邦画)
- 感想投稿日 : 2020年8月4日
- 読了日 : 2020年8月4日
- 本棚登録日 : 2020年8月4日
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