戦争の世界史(上) (中公文庫 マ 10-5)

  • 中央公論新社 (2014年1月23日発売)
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世界史を「戦争」をメインテーマにふり返ることは「戦争という技芸」とそこに至る「技術開発の歴史」を考える事でもある。世界全史を通じてヨーロッパが非ヨーロッパ諸国に対して圧倒的な軍事優位を勝ち得ていたわけだが、とりわけイギリスとフランスの軍拡競争にフランス政治革命とイギリス産業革命がもたらした影響は大きく、本書でも多くのページを割いてとりあげられる。マクニールの本に多くみられる婉曲表現がこの本でも出てきて頭にすっと入ってこない箇所もあったが、「疫病と世界史」よりはテーマがテーマだけに面白いような気がする。あと訳者も良い。詳細→
http://takeshi3017.chu.jp/file8/naiyou28504.html

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: その他
感想投稿日 : 2020年11月19日
読了日 : 2020年11月19日
本棚登録日 : 2020年11月19日

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