お金に視点を置いて日本史を見るという本は読んだことがなかったので楽しんで読めた。通貨は政府や中央銀行が発行して統制するってのは近代以降のことで、昔から民間の需要から生まれるってのを改めて学べた。お金の話だけではなく、その時代時代の気候から生産高や人口の増減についても触れていて、歴史の流れの底流にあるそういったものの変化を知れて面白い。間に孔を開けた硬貨が材料節約のためだったり、円の語源だったり、トリビアとして人に話したくなる話題も多い。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
経済
- 感想投稿日 : 2017年2月17日
- 読了日 : 2017年2月17日
- 本棚登録日 : 2017年2月17日
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