2000年代後半から武者小路千家の後嗣が連載していた雑誌記事を本にしたもの。想像していたよりフランクな書き振りなのは武者小路千家だからか、まだ家元ではないからなのか。
茶机をデザインしたり、今利休がいたらどうするだろうという観点で工夫するのは素晴らしいと思う。あとは松花堂弁当や袈裟についてだったり日本の文化に関するトリビアも満載。また、究極的な最終目標は自分の茶をすることだとか、稽古場でしかお茶を点てないでは自分の茶を知れず、自分が美味しいと思える茶を出せてこその本当のもてなしなのにそれができないでは稽古の意味がないといった主張には激しく同感。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
茶の湯
- 感想投稿日 : 2023年11月21日
- 読了日 : 2023年11月21日
- 本棚登録日 : 2023年11月21日
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