日本の10大新宗教 (幻冬舎新書 し 5-1)

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  • 幻冬舎 (2007年11月1日発売)
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十大宗教とそれに関連する宗教を記述することで結果的に多くの宗教について解説していたが、例えば白光真宏会は入っていなかった。他の宗教から分かれた、連携したということがあまりない宗教は入れづらかったのかもしれない。あとは有名どころでも、阿含宗、オウム真理教、幸福の科学などはあまり記述なし。

気になったところのメモ。

・新宗教:キリスト教系以外は仏教or/and神道の影響をほぼ受ける
修験の影響を受けた宗教も多い
・真光:野口整体の愉気と活元を宗教的に解釈
・世界救世教系:聖地建設、自然農法への関心
・天理教から璽宇まで:神道系

・高度経済成長期に巨大になった霊友会、創価学会、立正佼成会など:日蓮系、法華経系
・PLの原点の徳光教:「お振替」という病気直し(モニター法に似ていると思った)
・新宗教:社会が不安定な時期に世直しを掲げて出てくるのが普通。
しかし・・・真如苑、GLAは世直し要素なし。
・カルト:終末論を強調、多額の献金要求
取締により社会性が生まれ成熟するのが普通→成熟を拒むとカルトのまま

古い絶版ムック「神人類と信人類たち」巻末の新宗教カタログで新宗教をさらったときは流れがわからなかったので、歴史が辿れてよかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2024年2月9日
読了日 : 2024年2月9日
本棚登録日 : 2024年2月9日

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