自然破壊を行う人間に対する辛辣なまなざしが、作品全体に暗い印象を与える。
姿を変えられた子どもたちは人間に戻り、元の世界へ帰るけれど、それで人間の自然破壊が止まるわけではなく、多くの生き物が住む場所を奪われて命を落とす現実は変わらない。
でも、人間と自然が互いに助けあえる道があるのではないかと、作者が提示する小さな希望が救いでもある。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
児童文学・YA
- 感想投稿日 : 2022年6月20日
- 読了日 : 2022年6月20日
- 本棚登録日 : 2022年6月20日
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