閉塞感の漂う地方都市。学生たちの間で囁かれる噂話や密かなおまじないの流行。
”なにか”を待ち望む無意識の集団心理が、得体の知れない出来事を引き起こしそうで、作品全体がゾワゾワとする独特のムードをまとっている。
子どもの頃って、確かに怖い噂とか、変なおまじないとか、不思議な世界の話とかに異様に熱中してたなぁと思いだし、ちょっとノスタルジックな気分にもなった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学
- 感想投稿日 : 2021年7月5日
- 読了日 : 2021年7月5日
- 本棚登録日 : 2021年7月1日
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