マーケティングの本を最近読めていなかったので。
少し古いものですが、内容はとてもよかった。
「”ブランド”はどのようにつくられていくのか」というテーマ。
論理的思考のマネジメント脳(経営者層)と直感的思考のマーケティング脳(マーケター)のそれぞれの考え方が全く異なり、過去のケーススタディを元にどちらの脳が、ブランドを作っていくためには必要かが掛かれていた。
なぜこの商品は売れ(会社は伸び)・この商品は売れなかったのか(会社は伸びなかったのか)が明快に書かれてた。
・コカコーラとペプシの差
・ノキアとモトローラの違い
・GEの失墜とTOYOTAの勃興
・トランプホテル&カジノリゾーツの失敗 などなど
なるほど、とうなずける部分が多く、頭の整理になった。
(箇条書きで)
・マーケティングは、まずは的を絞る。はっきりとした独自性をだす
・ブランドは、事実よりもエンドユーザーの「このブランドは●●である」という認識が最も重要
・強いオブランドは「いい商品,サービス」ではなく、市場シェアを支配している
・ブランドを作るには、これまでにないカテゴリーを作ることが最短距離。そしてカテゴリーを支配する
-エナジードリンクという市場を作ったレッドブル
-コーラという市場を作ったコカコーラ
-MP3プレーヤー市場を作ったiPod
-オンライン書店市場を作ったアマゾン など
・ブランドを拡張するよりも、別ブランドを立ち上げる(前のブランドにイメージが引っ張られてしまうから)
・ネーミングひとつで受けての印象が変わってしまう
・他社とは違ったことをする
- 感想投稿日 : 2014年5月27日
- 読了日 : 2014年3月2日
- 本棚登録日 : 2014年5月27日
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