シャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1953年4月2日発売)
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類まれなる観察眼と推理力を駆使し怪事件を快刀乱麻していくシャーロック・ホームズと、彼の唯一無二の助手にしてその活躍を世に知らしめる医師ワトスン。今日も霧深きロンドンの街を二人は東奔西走する。ホームズが唯一女性の犯人に逃げられた「ボヘミアの醜聞」赤毛の男が入った奇妙な組合のからくりを追う「赤髪組合」クリスマスの喧噪の中、宝石を行方を巡る「青いガーネット」事件とも言い難い奇妙なエピソード「オレンジの種五つ」ホラーの趣深い「まだらの紐」など十編を収録。

なんとなく本棚を眺めていて、背表紙から読んでほしそうなオーラを醸し出していたので読書することに。フォロワーさんにホームズ好きな方が多いのと、いつか海外ドラマのSHERLOCKに手を出したい気持ちもあって……ただし私が以前読んだのは緋色の研究ただ一冊のみ。しかも十年前に一度読んだきり!ほんとならこの冒険は四つの署名を挟まなきゃ時系列的に正しくないのに無視してる!でもこういう読み方もありだよね。
まず……ホームズとワトスンさあ!なんなのこの二人可愛すぎでしょ/// 変な意味で泣くワトスンがホント純粋にホームズ(の推理)大好きって感じがサラッと出てきてぬおおおおむほおおおってなった(きもいよ) ホームズの方も(ワトスン以上に)助手のこと好き!って感じでワトスン君が行ってくれると嬉しいんだけどな~って調子で調査の同行をお願いしてくるのがなんとも可愛い。四つの署名をまだ読んでないからそっちではどうかわからないけど互いのバディ愛……信頼や情愛が既に確立されててなんか尊さすら感じましたヽ(;▽;)ノ ちょっと「やれやれ」って思いながらホームズに絶大な信頼と、でもちょっとは不満も持ってるワトスンがすごく!好きだー!
肝心の内容について書いてない。一番好きなのはオレンジの種五つ。ホラーっぽくて、あとわけわかんなくて怖い、奇妙な読後感。椈屋敷とかもなんかわけわかんない設定が不気味でしたね。まだらの紐も推理っていうかほぼホラーだなーと言う感じ。タイトルだけ知ってたのは赤髪組合だけど「同盟」って訳してる方がメジャーっぽい気がしました。唇のねじれた男とか花婿失踪事件とかそういうオチかーっていうタイプの話はよくあるね。次に読むのは多分四つの署名ですー

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 翻訳小説
感想投稿日 : 2016年4月13日
読了日 : 2016年4月2日
本棚登録日 : 2016年3月7日

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