論語 (岩波文庫 青202-1)

制作 : 金谷治訳注 
  • 岩波書店 (1999年11月16日発売)
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本棚登録 : 3573
感想 : 202
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約二年ぶりに再読。

本を開いた不肖の弟子に孔子は、
學而時習之、不亦説乎、有朋自遠來、
不亦樂乎、人不知而慍、不亦君子乎、
と言って再会を喜び出迎えてくれる。

初めて読んだ時は、
金谷先生のはしがきの通りに、
古くさい道徳主義を振りかざす
冷たい聖人君子では無く、
普遍的な人としての道を説き、
暖かみを持った孔子の姿に感動した。

あれから色々な事を経験し、
当時は「ふーん」で流してしまっていた部分も
心に響くように感じられた。
おそらく年齢を重ねるごとに
そういう箇所は増えていく事だろう。

これから何度も繰り返して読むべき本。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 哲学・宗教
感想投稿日 : 2011年10月8日
読了日 : 2011年10月8日
本棚登録日 : 2011年10月8日

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