宮本武蔵(六) (吉川英治歴史時代文庫)

著者 :
  • 講談社 (1989年12月26日発売)
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感想 : 41
4

新たな出会いの第六巻。

お通、城太郎、又八、朱美。
武蔵を取り巻く人々が消息不明になり、
そのまま三年が経過し、再び孤独の武蔵。

だが、そんな彼にも新しい出会いがあった。
城太郎に代わり彼を師と仰ぐ少年伊織。
彼を弟子に持つことにより武蔵も学んでいく。

そして、消息を絶つも無事だったお通だが、
ここでもまた武蔵とはすれ違う。
しまいにはナレーター(?)までもが、
彼らのすれ違いをもどかしく思い始める。
お通は強い女性なので、間違っても、
「大人になるって悲しいことなの・・・」
なんて言わないのだろうが、どうなるのか。

そしてもう一方気になるのは佐々木小次郎の動き。
城太郎は消息不明のままだがどうなったのか。
いずれにしても早く続きが読みたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2016年2月6日
読了日 : 2016年2月5日
本棚登録日 : 2016年1月21日

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