今回は1〜3巻の主人公だったトゥイッグのお父さん<雲のオオカミ>ことクゥイントの少年時代です。
トゥイッグの母親となる少女マリスとの出会いもあります。
舞台はあの浮遊する巨岩にそびえる神聖都市サンクタフラクス。
浮遊石の謎がひとつ解明されるのです!
封印されていたいにしえの研究所。
浮遊石の内部に巣食う謎のモウリョウ。
学術都市に渦巻く陰謀。
いい味を出す館の管理人兼召使。
すべてが私のツボをぐいぐいと押しまくりです。
さらに訳者によると次の巻はトゥイッグよりも何十年か後の時代が舞台で、なんとこの浮遊石がその力を失い、浮遊石を使って飛んでいる飛空船も飛べなくなってしまうのです。
浮遊石のさらなる謎が次巻で明らかになるとか。
……待ち遠しいっっ!!
ほんとに見た目が分厚いので(そりゃもう辞書かと思う)、通勤のお供には絶対向かないし手首も痛くなると思うけど、「ラピュタ」や「スターウォーズ」や「スタートレック」が好きな人には楽しんでもらえる冒険ファンタジーだと思うので、ぜひぜひひとりでも多くの人に楽しんでもらいたいシリーズです。
絵 / クリス・リデル
装丁 / 鳥井 和昌
原題 / "THE CURSE OF THE GLOAMGLOZER"(2001)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
2003
- 感想投稿日 : 2015年7月28日
- 読了日 : 2003年3月13日
- 本棚登録日 : 2003年3月13日
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