海のある奈良に死す (角川文庫 あ 26-2)

著者 :
  • KADOKAWA (1998年5月21日発売)
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本棚登録 : 3075
感想 : 226
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火村英生と作家・有栖川有栖のシリーズ。
久しぶりに本格推理物を読んだ。
フロッピーディスクに原稿を保存したり、レンタルビデオがダビングできたり(コピーガードが入る前は普通にできました)、懐かしさを感じる部分もあるが、作品の面白さは少しも損なわれていない。

『海のある奈良に行ってくる』と、取材旅行に出かけた、作家仲間・赤星学が小浜で遺体で発見された。
確かに小浜市は歴史的遺産の多さから「海のある奈良」と呼ばれるが、東京を出た赤星が小浜で仏になる間の足取りが全く掴めない!

だんだんと明らかになってくる情報を登場人物たちと一緒に推理し、容疑者たちを吟味する、楽しいひと時でした。

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令和元年11月20日発行の、32版
図書館の蔵書の有栖川作品の文庫がみんな汚されていたり折られていたりした(同じ人間の仕業と思われる)のを新しく入れ換えたようです。
本はきれいに読みたいですね。
特に、公共の物は。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年3月22日
読了日 : 2022年3月22日
本棚登録日 : 2022年3月22日

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