あなたに、大切な香りの記憶はありますか? (文春文庫 編 20-3)

  • 文藝春秋 (2011年10月7日発売)
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感想 : 38
4

『香り』がテーマのアンソロジー。
コーヒー会社のウェブサイトで公開されていたものらしい。
その手の作品集としては、なかなか良い方に入るのでは?
内容がバラエティーに富んでいるのが良い。

『夢の香り』石田衣良
★★★
読みやすいけど、はじめからオチが見える。

『父とガムと彼女』角田光代
★★★★
やっぱり角田さんは何でもうまくこなす。
ちょっと昔の映画を見てるようだった。

『いちば童子』朱川湊人
★★★★
恋愛じゃないのがいい

『アンタさん』阿川佐和子
★★★★
テンポ良く、面白い。やはり上手い。

『ロックとブルースに還る夜』熊谷達也
★★★★
初めて読む作家。
なかなか良い感じだ。
他の作品も読もうかな。

『スワン・レイク』小池真理子
★★
だから何?という感じ、スミマセン。
もっと面白い作品を書く人なのに、香りもこじつけっぽい印象しかなかった。

『コーヒーもう一杯』重松清
★★★★
読んだことがあるかも…と思ったら「季節風 冬」という短編集に載っていました。
甘酸っぱい青春。会話の一つ一つがいい。
コーヒー会社のウェブサイトに、王道でコーヒーの香り

『何も起きなかった』髙樹のぶ子
★★★★半
ベテランの味。
これはすごい往復書簡(メール)
女同士の腹の探り合い、怖いなあ~

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年12月26日
読了日 : 2015年12月26日
本棚登録日 : 2015年12月26日

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