文藝モンスター (河出文庫 に 11-1)

著者 :
  • 河出書房新社 (2016年11月8日発売)
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本棚登録 : 147
感想 : 17
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『増田文学賞』受賞作家たちが集まる「増田飲み」
今回は、編集長と、作家志望で増田賞を狙う若い女性も参加する予定だ。
しかし、編集長と、作家の中の一人は現れないし、作家の卵の女性も参加できなくなった。

インタビュー形式の「作家の本音」最後には「編集(長)の本音」が楽屋裏暴露っぽくて面白い。
かなり盛ってるでしょうけど。

吸血鬼みたいなルックスで、怖くなるとすぐに失神する猟奇ホラー作家・雨漏佐久。
初めて書いた小説(純文学)が増田賞を受賞した、笹野眞子。
笹野は他に仕事を持っており、失神した雨漏の「気道確保」担当でもある。

笹野が自分の「本業」について語っていたところで、頭の中に何か点滅するものは感じましたが…

コミカルに進むお話、伏線いろいろ、個性的な作家たち…軽いけれど面白かった。


他の作家たち
「梶川隆昌院」本格ミステリに怪奇要素、和服。
「藤 良成」青春小説、売れっ子でモテモテ。
「キス山びちこ」恋愛小説・エッセイ。編集部は誰も本人を見ていない。
「朝倉リョウタ」ラノベ。実在の作家にPNが似てるけどいいの?(笑)

「小橋裕子」作家志望。
「藤堂晶」文藝春夏編集長

あの、「帯」の文章、いいんですか?
作家、怒ってません?
ネタバレだし、内容詐称だし…

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年6月11日
読了日 : 2017年6月11日
本棚登録日 : 2017年6月11日

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