孤島パズル (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) (創元推理文庫 M あ 2-2)

著者 :
  • 東京創元社 (1996年8月25日発売)
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学生・有栖川有栖のシリーズ2作目。
アリス、大学二度目の夏休みである。
アリスは二回生になっていて、同じ学部で新しく推理小説研究会のメンバーとなった、有馬麻里亜に、彼女の伯父の別荘に招かれる。
なぜか今年も四回生で在籍している、江神二郎も一緒だ。

山の次は孤島。
孤島に閉じ込められるのはミステリのお約束だが、好きな舞台。
地図が載っているのが嬉しいし、間取り図と部屋割りが乗っているのがさらに嬉しい。
複雑な人物関係なので家系図というか相関図も欲しかったところですが、なかったので自分で作成しました。

詳しくは書けませんが、私、珍しく犯人の目星がついてしまった。
凶器を隠せたのはあの人しかいない!

とはいえ・・・
財産があるというだけでも死後に遺族が揉めるのは分かりきっているのに、変な宝探しパズルなんか作った鉄之助氏は、超絶ふざけていると思いますよ?
起きてしまったことに「if」を唱えても仕方ないですが・・・
ラストはやはりやるせないですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年4月4日
読了日 : 2022年4月4日
本棚登録日 : 2022年4月4日

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