与謝野晶子、中條百合子、林芙美子の旅の軌跡を追って、森まゆみが旅をしながら、それぞれの生き様に思いをはせる書。森さんの住む谷根千に、森さんの生き方と行ったり来たりしながら、3人の、いや、森さん自身を含めた4人の女性の社会との関わり、生かされ活きることが綴られていく。なんともダイナミックな人たち。夢と理想と女であること、という現実の狭間で自分の思いを糧に生きる。すごい、すごい、ただただ、すごい。そして、できそうで、でも、できないことだ、と思ってしまう自分の小ささを感じた。時代の閉塞感がないわけじゃない、そんななか、これから読んでみたい本が増えました。
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- 感想投稿日 : 2009年12月21日
- 読了日 : 2009年12月21日
- 本棚登録日 : 2009年12月21日
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