在原業平を主人公にした物語。伊勢物語を読んでると、おお、こんなふうに勝手に解釈したのか(じゃなくて、オリジナリティとしたのか、か)と、苦笑しながら読み進めてしまう感がないわけではなかったが、ま、藤原高子との恋愛は有名な話として伝わっているし、惟喬親王とのこともちゃんと書かれているし、もちろん、通い路の関守もあるし、芥川も、都鳥も。個人的には鷹狩りのことが頭の中でクリアになったのが、ストーリー展開とは別に収穫だった(って、私の認識不足というか勉強不足だったな、って思ったのだった)。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年8月12日
- 読了日 : 2011年8月12日
- 本棚登録日 : 2011年8月12日
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