パターン、Wiki、XP ~時を超えた創造の原則 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)

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  • 技術評論社 (2009年7月10日発売)
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感想 : 39

Thu, 13 May 2010

アレクザンダーのパターンランゲッジの話しは,研究室でもよく聞いていた.しかし,そこと Wiki , XP(エクストリームプログラミング)との関係性は見えていなかった.
ようは,アレクザンダーのパターンランゲッジというよりかは,
利用者参加の建築,街づくりという点であろう.

ソフトウェアでこそ,それが必要というところで,
Wikiの話になっていくのだが,
これらのキーワードを縦糸で紡いでいるところが,面白い一冊ではある.

ただ,その縦糸が必然の,必要不可欠な縦糸かというと,そうともいいきれないように,受け止められた.

ある意味で,一つの解釈であり,その解釈でみると,
これらの流れが,関係づいてみえるということだろう.


ちなみに,アレクザンダーのパターンランゲッジはセミラティス構造を
押しているが,それでさえ,要素還元論的な心象を受ける.

まあ,ともあれ,利用者参加は,あらゆる局面で重要である事は,もはや明らかであり,その縦糸はよく分かる一冊であった.

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2015年1月4日
読了日 : 2010年5月13日
本棚登録日 : 2015年1月4日

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