2007-07-26
京大のグループダイナミクスといえば杉万先生ですね.
コミュニティの時代だそうで,
行政依存では自分の住む街を換えることは出来ない.
これからは住民主体の時代へ!
民主主義であるとはいえ,単純な一票で議員を選ぶだけでは,住民の意思は反映されるんでしょうか?
多分,されないですよね.
民主主義の幻想にごまかされるのはやめましょう.
ということらしい.
まあ,学術書でありながら,コミュニティ活動の事例紹介といった面が強いです.
事例
1.過疎問題「ゼロ分のイチ運動」@鳥取智頭町
2.住民主体の診療所作り@京都小野郷
3.市民グループによる教育@寝屋川
4.災害NPO@阪神大震災後
5.家族無き血縁関係→環の会
一応これらを,大澤の規範理論,もしくはユリアの活動理論で軽く分析されていますが,
記述はされていますが,その先は難しい感じです.
人間科学は困難を極めますね.やはり.
NPOが盛んな時代ですが,それを可能にしているのも低価格化しつつ情報技術があるからだろうか,と思わせる局面が幾つかありました.
コミュニティビジネスも,これからはやっぱり面白くなってくるのでしょう.
来い!二十一世紀の本番よ!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年12月31日
- 読了日 : 2007年7月26日
- 本棚登録日 : 2014年12月31日
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