八日目の蝉 (中公文庫 か 61-3)

著者 :
  • 中央公論新社 (2011年1月22日発売)
3.87
  • (1858)
  • (3005)
  • (1885)
  • (349)
  • (73)
本棚登録 : 21603
感想 : 2379
5

衝撃でした!
産まれてすぐに連れ去られた薫。
衝動的に女児を連れ去っても、どう考えても育てるのは難しい。後悔はなかったのか?本当に幸せだったのか?それでも、その後も4年間の逃亡生活を忘れられない希和子。小豆島での出来事に囚われて、でもその先へは進めない。辛いねぇしんどいねぇ、、、人生の歯車を狂わせたのは間違いなく責任も取れないくせに身勝手な男達。最後、2人が出会ってしまったら、フェリー乗り場で気づいてしまったらどうなるのか?胸が締め付けられた。恵理菜も同じにならぬよう、そして2人がどんなかたちでも幸せになって欲しいと心から思いました。映画見たい!小豆島いきたい!凄い!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年6月9日
読了日 : 2023年6月9日
本棚登録日 : 2023年5月30日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする