「海の都の物語」の第1巻です。
ローマは亡く、逃げ込んだ不毛な地域で少数の民がヴェネツィアを創立する伝説的な時代から始まります。
その境遇から作られた共和国の元首と国民の目標は一緒であり、現実的な商業民族となります。
海運力を増強し、宗教や人種に左右されない交易によって成長していきます。
東西のキリスト教対立に巻き込まれますが、商い第一の彼らの問題ではありませんでした。
しかし利益があるとわかれば、ヴェネツィアは動きます。
第四次十字軍の運び屋としてヴェネツィアは従軍し、神の気紛れかヴェネツィアにとって邪魔なキリスト教国を制圧していきます。
これによって喜ぶ国は一つですが、十字軍にはそこまで考えが及んでいないように思えます。
ビザンチン帝国がラテン帝国となるまでが綴られています。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史(歴史、伝記、地理)
- 感想投稿日 : 2018年4月16日
- 読了日 : 2018年4月16日
- 本棚登録日 : 2018年4月16日
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