本質を見抜く「考え方」 (サンマーク文庫 な 3-1)

著者 :
  • サンマーク出版 (2011年7月14日発売)
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感想
本質を見抜く考え方というタイトルで、50を超えるヒントが書いてある。直感を大事にせよ、というが、間違えないためのヒントを知ることができる。スッと読めるが、この本の学びは何も残らない可能性もある。人それぞれ感じることは違うので、強弱をつけて読むのが必要。

参考になる考え方
・必ず言葉にしてみる 7割共感、3割オリジナルなもので構成する
・行動しながら考える 下手の考え休むに似たり
・動あれば反動あり
・論理は保険と心ける
・効率を「量」ではなく「質」と捉える もっと売れるものを、ではなく、他社にできないものを。
・「近代の終わり」を意識する 今までが異常なモノ狂いした時代。ニ、三代前の祖父、その前に戻るだけの話。その感性を取り戻せるか。
・変化を見る前に「不変」を見る 日本人は変化好き。トレンディに飛びつく。でも、より大切なものを残すために変わるということ。不変を意識してそれをする。
・「自分の絵」にして精度を高める つまり、自分の座標軸を持っておく。それをアップデートし続ける。90%が公開情報。インフォメーションをインテリジェンスに高めていく。
・目的意識を明確にする フランス型の情報戦は総花的。イギリス型は心臓部を狙ったピンポイント型。これが可能なのは目的意識があるから。
・「30年以上先」は、現在の延長で考えない   何十年に一度は断層的な変化が起きるので、30年も先は投影史感的な、量的な変化だけでは予想できない。
・日本人を明確に意識する 自分は一体何者かという自画像。日本人というのは変えようがないもの。アイデンティティ。考え方の座標になる。
 

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年3月11日
読了日 : 2020年3月8日
本棚登録日 : 2020年2月24日

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