将軍の息子を殺し、死刑囚となったイレーナ。
「最高司令官の毒見役になるならば解放しよう」という提案を受け、なんとか命はつないだものの、毒見の訓練、将軍の報復、いつ死ぬとも知れない過酷な日々が始まった。
毒見で死ぬか?報復で死ぬか?いっそ自ら死を選ぶか?
過酷な状況、それでも今自分は何をすべきで何ができるのかを頭をフル回転して、行動する。主人公がタフでチャレンジャーで面白い。
ヴァレクとイレーナの教官と毒見役という関係から、徐々に縮まる距離感も見どころ。
ヴァレクがとにかく有能で無敵じゃないかというぐらい強くてかっこいい。
女の子に振り回されるおっさんっていう図もまたいい!
(イレーナは二十歳だから犯罪ではない)
陰謀あり、戦いあり、ロマンスありで結構な読み応え。(ページ数も500越え)
苦い、辛い展開が続いての、突然くる甘さに胸がたぎりました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2016年4月17日
- 読了日 : 2016年4月17日
- 本棚登録日 : 2016年4月17日
みんなの感想をみる