天草で新聞記者をしている遠藤玲子の元に、かつての恋人片山から手紙が届く。
片山が教師を務める長岡市の高校で、元木花という学生が書いた舞台 『まだ戦争には間に合う』を見に来て欲しいというのだ。
長岡市を訪れた玲子は舞台の日に行われる花火大会が、空襲や地震で亡くなった人への追悼の意味があると知る。
もうすぐ姉妹作の「野のなななのか」が近くで上映かかるので予習として見ました。
長い映画なのに、どんどん切り替わるカット、 空襲にあった人の語りや、演劇のシーン を頭の中で再構築していくのが心地よく長さを感じずに見れたなぁ。
・長崎の原爆と同じ形の爆弾ファットマンが原爆投下の予行演習として全国各地40箇所近くに落とされていたこと
・文化財のあるため候補地から外されていたと考えがちの京都が原爆投下の有力候補だった事
・長岡市の爆弾の効果が大きければ新潟に原爆が落とされていた可能性があること
など、初めて知る事が多かった。
猪股南さんら一輪車の人たちが浮遊感をもって描かれている意味も良かった。
「野のなななのか」を観るのが楽しみになりました!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
映画(邦画)
- 感想投稿日 : 2014年8月6日
- 読了日 : 2014年8月6日
- 本棚登録日 : 2014年8月6日
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